消えた歴史の証人

鎌倉鶴岡八幡宮の大いちょうの木が倒壊したニュース見てちょっと呆然としてました、ゆきです。（鎌倉の隣の市在住）
まああれですが「遥かなる時空の中で～運命の迷宮～」つーゲームの舞台で迷宮の入口にあたる場所だったんで余計感慨深いというかなんというか・・・・・
ここには小6と中2ん時遠足でも行きました。もちろん大人になってプライベートでも何回も行ってます。

別名「隠れ銀杏」…実朝暗殺の日、実行犯・甥の公暁が隠れていたという木なんですわここ。
その当日も雪だったそうです。
右大臣拝命の御礼参りの帰りに殺されてしまった実朝と、実の伯父を父の仇と信じて手に掛けてしまった公暁の姿を見てたんでしょうねこの樹は。（実際は公暁の祖母に当たる北条政子の仕業だったそうだけど）

樹齢1000年のこのいちょう、樹木医が言うにはこんな巨木が立っているのが不思議なくらい中はガランどうのすかすかで、生きている根っこなんてわずかだったらしい。

もしかして公暁の怒りが解けたんでしょうか・・・・・・それとも実朝とあの世で和解できたんでしょうかね・・・・
いずれにせよ、歴史を語る証人がまた1つ、消えてしまった事は間違いないわけで。

ゆっくり休んでね。